タイトル「VIDEO」−SS

「いや,驚いたよ。まさか君がこんな所で仕事をしているとはね・・・・」

「なんで・・・なんで,先生がこのビデオを・・・・。」

それはマンションの一室での出来事だった。

薄暗い部屋だ。窓全体にカーテンがかかっている。

・・・・どうやら寝室なのだろう部屋の中央にはベッドが置かれている。

よくみると,二人の男性がベットの脇を椅子代わりにしている姿勢で並んで座っているようだ。


二人はテレビの画面を前に顔を向け合い,小声で言葉を交わしていた。

声の片側は大人の男性の声のようだ。低く良く通る力強い声だった。

精悍な顔付きをした凛々しい青年。
その傍らに脱ぎ捨てられた背広が横たわっている。

足元に置かれている鞄からは教科書や出席簿などがばらけるように散乱している。
どうやら彼は教師のようだ。


彼は薄笑いを浮かべながら,もう一人の声の主である少年と顔を見合わせている。



気弱そうな少年だ。
ワイシャツと学生ズボンを身につけている。どうやら学校帰りのようだ。

一応,高校生の様だが,その身なりが似合わないほどに,その肉体は幼い物だった。

サラサラとした細くやわらかい髪,つぶらな瞳。
強く抱きしめたら崩れそうな華奢な肉体・・・・背丈もせいぜい150cm前後しかないだろう。


ふたりの目の前には一台のテレビがある。

画面には一糸纏わぬ二人の男が絡み合う様が映されている。

どうやらビデオテープに収められている画像のようだ。
とても放送局から流されるような内容では無いだろう。

画面内で不安そうに,もう一人の男性の顔を見上げる少年・・・・
間違いなく,画面の外で教師らしき男性の存在に脅えているその少年だった・・・・。





それは今から二,三十分ほど前の事だった。

第二須賀川高校・・・・平凡な高校だ。
特に進学校として勉学に力を入れている訳でもなければ,
スポーツその他で功名を挙げている訳でもない。
さりとて警察沙汰などが相次ぎ周囲から問題視されるような学校でもない。

学力も,体力も,モラルも,全て及第点前後・・・・と言った所の
何処にでもあるごく普通の高校に過ぎなかった。

そんな「普通の高校」の教師・石山栄司が,自身が受け持っている2年A組の
教え子・三木雅人を自宅に招いたのは,土曜の放課後の事であった。

 「可愛かったよ,君の艶姿。今度はビデオなんかではなく,
  "本物"を僕の家に持ち帰りたいぐらいだ・・・・。」

家の用事の為に断ろうとしていた雅人の返事を翻させたのは
栄司が耳元で囁いた一言だった。

瞬時に雅人の顔から血の気が失せ,
後は栄司の言われるがままにこの部屋までつれてこられたのだ。


栄司の部屋は2DKだった。
自宅での業務に必要な物と,娯楽や息抜きの為の物は,
ハッキリと別けてしまう性格なのだろう。

玄関側の部屋には,自宅での作業用のパソコン一式と
来客用の小さなガラステーブルが置かれているだけだ。


逆に奥側の部屋にはベッドが横たわり,その脇にはテレビが。そして,
その下のテレビスタンドにはビデオが置かれ,軽く寝そべりながらリモ
コン片手に画面を見る事が出来るようになっている。

どうやらこの部屋が休憩や娯楽の為に使われているようだ。

雅人は当然,この奥側の部屋に通され,テレビ前のベッドに座らされていた。

折畳式のベッドだが,一応鉄パイプが骨組みになっているゆえ,
二人ぐらいならなんとか横に並んで座る事が出来る。


栄治は雅人をテレビの画面を見られる位置に座らせ,
そして,当然のように,その隣に自分も座っていた。


かなり動転しているようだ。おそらくここに連れられるまでの道順すら覚えていないだろう。


そして冒頭の二人のやりとりに話が戻るのである。



「先生・・・・なんで,先生がこのビデオを・・・・・」

「友達に裏モノのビデオを集めるのが趣味な奴がいてね。
間違って入手してしまったホモ系のビデオを『お前は,こういった
の方が好きだろう?』と気色悪がりながら,僕に進めてくれたんだ。」

栄司は苦笑いしながら,小声でつぶやいた。

「僕の趣味が解っているよな,アイツ。」

「先生。あ,あのビデオは・・・・」
口元を引きつらせながら,顔を赤らめた雅人が,何とかそのか細い喉の
奥から言葉を絞り出そうとしたその刹那,栄司の細長い人差し指が,
雅人の薄桃色の下唇を軽く撫でるようにその言葉を制する・・・・。

「君がどんな理由で,あのビデオに出演させられる羽目になっ
たのかなんて,誰も考慮してはくれないさ・・・・」

雅人は口を閉ざし,顔を下に向ける。

「・・・・でもね。僕は少しだけ興味があったから,お先に
調べさせてもらったよ。事業が上手く行ってなかったんだね。」


雅人の家は不動産業を営んでいた。

それは全て,事業を強固な物に育てる為,
己の欲望を実現させるが為・・・・
その為の方策の全てが上手く行っていた時。
いわゆる”バブル期”と言われていた時代。

それぞれの事業者達が錬金術師となり,際限なく財産作りに
走り続けた僅か数年間の期間が残した爪痕だった。

そして,それは雅人の両親も例外ではなかった。

 「既に手の付け様の無くなった経営状態に,銀行にも親類にも見放されてしまい,
いわゆる”街金”と言われる連中にまで手を出していき・・・・・・そこでの借金の
返済をするために,こんなお仕事をやらされてしまったと言う訳だ。」

雅人は顔を下に向けたまま,栄司の言葉を聞いていた。
何とかワイシャツの袖で涙を拭っている。

「でも,借金のカタにこんな事をやらされるなんて・・・・女の子だけの話だと思っていた。」

栄司はビデオをじっくりと見つめている。

雅人は,自分がそのビデオに出演させられる事になった時の事を
うっすらと思い出していた・・・・。


 「大丈夫だよ。顔にはバッチリとボカシを入れるから。・・・・君にだって生活があるだろう?」

雅人は,ビデオの撮影時に優しい声色で慣れぬ作業への緊張を和らげてくれていた
初老の男―――雅人が出演させられているビデオの監督だ―――を深く呪い続けていた・・・・。

今,二人の目の前にあるテレビの画面には,ボカシどころか,
間違いなく雅人の顔がクッキリと映っている。


 一方,撮影の舞台であるベッドの上では,大学生ぐらいの若い男性も
衣服を脱ぎ,撮影の準備を進めていた。

あまり場慣れしていない男のようだ。

画面外に居る監督の合図を横目で見ながら,衣服を脱ぎ捨てた雅人の肉体を
上下に,左右に,機械のように,単一のリズムで撫で回している。

そんなマニュアルじみた男の愛撫に対して,くすぐったそうな,
そして,苦しそうな表情を浮かべている雅人。

ダラダラと時間だけが過ぎていく。
元々,相手を悦ばせる”腕”が無いのか,相手を喜ばす事への興味が無いのか,
のんべんだらりとした愛撫が長々と続いている。
端から見たら,ただ面白半分にじゃれあっているだけにしか見えないだろう。

が,男は適当な頃合いを自分で判断した所で,無造作に自分の股間にローション
を滴らした後,強引に雅人の腰を掴み,痛がる雅人を構わずに結合を突き進める。

 「く・・・ぐぅ・・・・っ!」

男が無理に侵入しようとした箇所から,雅人の腰から・・・・全身に向けて激痛が走る・・・・。

ご挨拶程度に済まされた愛撫は雅人の肉体の緊張をほぐす事も,
これからの”行為”に向けての肉体的な準備を促す事も無かった。


だが,無理に二,三度ほど,入り口付近だけの出し入れを繰り返しているうちに
何とか男の股間に塗りたくったローションが潤滑油の役目を果たしながら
すっぽりと雅人の中にめり込ませていく。

「う・・・うう・・・・っ。」

雅人の右目から一筋の涙が垂れ・・・・頬を伝って,ベッドへと落ちていく。

それは,苦痛への堪えからだけの物ではなかった。

同じ男性の肉体を持つ人間からの侵入を強要され,更にその様子を隈なく
ビデオテープに収録されてしまうのである。


雅人はその全身をこの上ない激痛と恥辱に染められ・・・・それが一滴の涙と
なって吐き出されたのである。

だが,そんな雅人を尻目に,相手役の男性は腰を前後に動かし始める・・・・。

 「・・・・・・・・・ぐっ。」

雅人は何とかそんな男の調子に合わそうと,出来る限りに,痛みを顔に
出す事を抑えながら,体を動かしている。




 「ほら,あの腰使い。非常に気持ち良さそうだ・・・・。」

無言のまま画面を見つめていた栄司が,
からかうように画面を指差しながら雅人の顔を覗き込む。

 「やっ,止めてくださいっ!」

雅人は顔を,いや耳元まで赤らめながら,栄司に制止を求めた。

「あれは・・・あれは・・・・・無理にあんな表情を作れと
監督に言われて・・・・・・・・。」


栄司はクスッと微笑み,雅人の体を抱き寄せる。
「・・・・解っていたさ。最初から。」


その瞬間,栄司は画面の中で雅人を無造作に抱きしめている男性を。

何とか監督の指示通りに気持ち良さそうな表情を作りながらも,
喉元の奥から苦しげなうめき声をあげる雅人を構わずに
乱暴に腰を振り回す男性を。

おどけた笑顔で―――しかし,その両の視線だけは強い憎悪を共に―――
見つめていた・・・・。

(こんな苦しそうな演技なんかではなく,
心の底から君を悦ばせてあげたい・・・・この僕が。)


テープはただ延々と,乱暴に腰の上下を進める男と,何とかその
痛みに耐えながら必死に演技を続ける少年の姿を映し続けていた。






だが,ついに・・・・。

「はぁ・・・あはぁ・・・・あうっ。」

その雅人の苦しそうなうめき声に,微かに変調が起きはじめたのだ。

無意識の内に,その苦痛でしかない行為から,何とかその肉体に快楽
を感じ取ろうとしていたのだろう。

例え,それが目の前の痛みから逃れる為だったとしても。
例え,それが一瞬でも早くこの行為を終わらせたいだけの衝動だったとしても。

・・・・だが,その快感はだんだんと雅人の肉体の中で打ち消せない
物へと変化していく。

そのうめき声の中の甘い声は次第にその割合を強めていき,
それと同時に雅人の股間の間にある先端がゆっくりと,非常にゆっくり
とこわばりを増していく。

そして,それはついに”射精”と言う男性の肉体だけに発生する現象
をもってフィニッシュを迎える・・・・。

「あ・・・・あうっ。」
ついに雅人の先端から不透明な白い液体が飛沫となって,宙に放出される。

正に今,高校生にしてはやや発育の足りない少年のか細い先端から,
男性として性的な絶頂を迎えた証拠である白い飛沫がポタポタと垂れ落ち,
ベッドを汚していく・・・・。

雅人の表情が,今まで演技の為に無理に固めていた喘ぎ顔から,
苦痛から開放された安堵の表情へと変わり,男の腕元に崩れ落ちていく・・・・。

「ほら,どんなに苦しそうにしていても,最後はあのような
誤魔化し様の無い絶頂が待っている・・・・・・・・
男の肉体を持つ者達のさだめだよな。」

なんとか落ち着きを取り戻した栄司は再び声色を雅人を弄ぶ口調に変えていた。

「・・・・。」

雅人は無言のまま,栄治から顔を背けている。

「一体,何日分溜めていたんだい?あんなに小さなあそこから,
大量に真っ白な液体を吹き出す事が出来るなんて・・・・うふっ,
まるで壊れた噴水のようだ。」

栄司は,片手で雅人のズボンのベルトを解き,その中に手を伸ば
していく・・・・そして,そのまま雅人のブリーフを手繰りよせ,
迷わずその中に滑り込ませていく。

更に,たった今画面の中で激しく乱れていた雅人の先端を手探り
に見つけ,クリクリと摘み上げていく・・・・。

「く・・・・くぅっ!」

雅人は涙を堪えながら,歯を食い縛り,栄司の愛撫を受け入れている・・・・。

「撮影の前に,何日も禁止されていたじゃんないか?自分でこうする事を・・・・。」


栄司はすぐに雅人のズボンの中から手を抜いた。
が・・・・既にその手からは,粘り気を帯びた数本の透明な糸が紡がれていた。


栄治は少しの間,その手から宙を漂う数本の糸を見つめていた・・・・
が,その後,再び雅人の顔を向き直り,一つの命令を下した。

「雅人。今から全ての衣服を脱ぎ去るんだ。」

雅人は,顔を下に向け,口を閉ざした・・・・。

元々,多額の借金に追いつめられた家族に懇願され,半ば強制的に
いかがわしいビデオ撮影に参加させられた上に,
そのビデオの中での痴態を,現実の世界に持ち出されてしまった。

それも,よりによって,「自分が通っている学校の担任」と言う相手に。

そして,更にビデオの中で行われた行為を,再び,実生活の中で認識の
ある人間を相手にやらされようとしているのだ。

「・・・・。」

だが,今,栄司が雅人の目の前に持ち出したビデオテープは,正に雅人の
学生生活を・・・いや,三木雅人という一人の少年としての生活すら,
余裕でぶち壊す事の出来る”凶器”であった。

その残酷な事実は,雅人の両腕に,両手の細い指に,一つ一つワイシャツ
のボタンを外させ,学生ズボンを降ろさせていく・・・・。

学生服を脱ぎすて,純白のシャツとブリーフの下着姿になった雅人。

純白のシャツとブリーフ・・・・元来は性的な行為や遊びには縁の無い
生活を送り続けていたのだろう。

家の借金の肩代わりに裏ビデオに出演させられるような事が無ければ。
もしくは,せめてそのビデオを身の回りの人間に気づかれるような事が無ければ。
そのまま清く正しい生活を送り続けていただろう。


・・・・だが,雅人は目を瞑りながら,一気にシャツとブリーフを脱ぎ捨てた。


薄い胸板・・・・細長い手足・・・・そして高校生にしてはやや発育途上気味の小さな先端。

その肉体は正にビデオの中で晒された肉体と同一の物であった・・・・
そして,その肉体の上にあった,これからの行為への不安げな表情も,
ビデオの中と何一つ変わらない物だった。

その間,栄司も手早く衣服を脱ぎ捨て,準備を進めていた。

栄司は雅人の肉体に近づき,抱きしめるように首の後ろに両手を回す。

 「雅人。本当にHな行為はあんなに苦しいものなんかじゃないんだ・・・・
お互いに快楽を共有でき,お互いに温もりを感じ合う事。今から,それを
見せてあげる・・・・。」


   栄治は口をゆっくりと雅人の顔に近づけていく・・・・

   更に,舌を出し,雅人の唇を探りよせ,その中に割って入る・・・・

   口の中で互いに絡み合う舌と舌。

   甘い息をかけあう男と男。

それも何度も唇を離しては,再び唇を近づけ,舌を絡め合う。

雅人の出演させられたビデオテープですら,収録されていなかった濃厚なキスシーン。

何度と無くその行為を繰り返した後に,栄司は雅人の体から離れ,
ベッドから降り,部屋の片隅にあるダンボール箱に向かう。

栄治がダンボール箱の中から取り出したのは一本のローション。

栄司が,雅人と一つになる為に使用する物だ。

栄治は,再び,雅人のいる方向を向き,ベッドに近づき,
箱から取り出したローションのボトルをちらつかせている。

それが雅人の視界に入った瞬間,あのビデオでの撮影時の激痛を
思い出したのか,雅人は口元をすぼめ,顔を下に向ける・・・・。

「大丈夫。僕は君を苦しめる様な事はしない・・・・」

栄司はあぐらをかく姿勢のように股を広げ,ローションを自分の局部
に滴らしていく・・・・・・注意して見てみると,そのローションの
瓶のラベルには,見慣れない言語で長々と説明書きが書かれている。

どうやら,撮影時に雅人を相手にしていた男が使っていた物とは,
全然違う品物のようだ。

「雅人。君にもこれを塗ってあげよう。」

「・・・・?」

ビデオ撮影の時は,”入れる”人間だけがローションをその股間に塗りたくったのだ。

”入れられる”人間には縁の無い品物だった。

だが,栄治はそれを,雅人のか細い先端にも,丁寧に,たっぷりと,塗りたくっている。

 「ふふふ・・・・どうだい?この特別製のローションは。このローションはね。
塗り付けた箇所に,直接的な充血を促す成分が大量に含まれているんだ。」


 「はぁ・・・・ああっ・・・・。」

栄治の言葉通りに,雅人の息遣いが荒く,そして甘く乱れ始める。

 「そして,それはお互いの肉体に性的な興奮を促していく・・・・・。」

更に,栄司の言葉と共に,ローションを塗られている雅人の先端がゆっくりと膨れあがる。

その様子を見た栄司は両足を開いた姿勢のまま,雅人の肉体に近づいていく。

 「ほら,だから僕のもこんなに大きく,固くなってる・・・・」

 「・・・・。」

大股開きされた栄治の両足の間に在ったモノは・・・・テロテロと怪しげな
ココア色に輝く怒張・・・・それは正に”男”を表現するに他ならない物であった。

一方,サーモンピンク色に光り輝く雅人の先端も,その膨らみは完全な物となっていた。


栄司は雅人にも両足を開かせ,更に体を近づけていく。

「あんっ。」

ツンッとお互いに強ばった先端が触れ合う。

栄治は雅人の体を抱きしめながら,腰を下に動かし,その触れ合った先端をツーッ
と這わせていく。

 「あぁっ・・・・ひあぁんっ!」

栄司は雅人の肉体の上を這わせた先端を,再び元の位置に折り返すように
雅人の股間上を這わせていく。

「はあ・・・・ああんっ!」

そんな雅人の口元を緩ませ,喘ぐ様を満足そうに見守りながら,
何度も股間上を往復するのだ。

「こんなもんでいいだろう。長すぎる愛撫は,後への楽しみを損ねてしまうからね・・・・。」

既に雅人の目は朦朧と宙を漂いながら,栄司の肉体を見つめていた。

その両眼は,不安を憶えながら相手の肉体を見つめていた
「ビデオの中にいる」雅人の両眼とは全く異質の視線に変貌していた・・・・。


 「さぁ,雅人。あのビデオでしていた時のように,腰を僕の体に近づけるんだ。」
栄司は,火照りを憶え始めた雅人の心と体を制するように,わざと厳しい口調で雅人に命令を下した。

「・・・・・。」

だが,雅人は虚ろな目のまま,栄司の言われるがままに後ろを向き,
腰を栄司の肉体に向けて近づけていく・・・・・。

栄司はゆっくりと雅人の腰に近づけていき・・・・その怒張を雅人の肉体に
注入させていく。

が,既に,緊張を解かれた雅人の肉体は,難なく栄司の肉体を受け入れていく・・・・

それは正になんの抵抗も無く,雅人の腰と,栄治の下腹部がズルズルと近づき,
あっという間に密着していくだけの光景だった。

 「あ・・・あぁ・・・・・・んっ。」

時間こそ僅かな間だったが,栄司の雅人への愛撫は,確実に雅人の肉体と心の奥底を開いていた。

 「どうだい?あのビデオの中で使っていた物とは全然違うだろう?
 ・・・・わざわざ辞書を片手に個人輸入したかいがあったよ。」

局所に直接塗り付けるだけで強烈な催淫作用を促すローションを
更に後ろから入れられて,かきまわされるのだ。

「あぁ・・・・あぁ・・・・・。」
栄司は,雅人の肉体を後ろからしっかりと抱きしめ,ゆっくりと腰を前後にうねらせていく。

「くぅん!はぁん!」
その瞬間,雅人の肉体が小猫のように跳ね上がっていく・・・・が,その次の瞬間,
栄司の両腕によってしっかりと抑えられる。

「ダメだよ。あんまり離れちゃ。抜けてしまうからね。」

「はぁん・・・・。」

雅人は再び栄司に強く抱きしめられている。

「わかった。今すぐ君も気持ち良くしてあげるからね。」


栄司は腰を前後にうねらせていくと同時に,雅人の股間に手を伸ばし・・・・
ローションによって強ばりを保ち続けていた雅人の先端に指を絡めていく。

「ああんっ!」

そのまま,ローションの滑りを活かして,シュルシュルと前後にしごいていく。
が,既にそのローションが意味を成さなくなるほど雅人の先端はネトネトと濡れそぼっていた・・・・。

「い,いいっ,気持ちいいっ・・・・!」
雅人も栄司の動きに合わせ,腰を動かし始める・・・・もはや撮影時の激痛の事など,
頭から消え去っているだろう。


「雅人。何もかも捨てて,僕の元に来るんだ。借金に塗れ,自分の息子すら
見知らぬ男性に渡してしまう家族の事なんか忘れてしまえ・・・・!!」

今,雅人に,その栄司の言葉が耳に届いているのかどうかは,わからない。
しかし,もう栄司には雅人を手放す気は無かった。


「ここに居れば,僕が一生君を守り続ける・・・・僕の元に来るんだっ・・・・
うっ,ううっ!」

「ひあぁぁんっ!はぁぁんっ!」

栄司の熱く,激しい精が大量に雅人の中に激しく送り込まれた瞬間,
その全身を快楽の激流の中に揉まれた雅人の先端からも,
白い飛沫を爆発させる。

それは既に撮影時の物とは別人の物だった。

大人でもこれだけの量は出せないと言うぐらいの,
大量の精となり,辺りに撒き散らされていく。






雅人の出演させられていたテープは既に終わり,モニターには黒一色の画面が残された。

しかし,その漆黒の画面には,

愛欲に塗れた二人の姿が映されていた・・・・・。












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